食戟のソーマは若手必読の漫画だと思う。

ベンチャー経営者の中で、バイブルとしての漫画は多い。最近では『キングダム』がベンチャー界隈では特に人気が高い。

 

確かに組織論を考えるための良い素材であるし、歴史物の漫画は教養としても役に立つものが多い。

 

しかし、若手社会人にもっと読んで欲しい漫画がある。それが『食戟のソーマ』という現在もジャンプで連載中の料理漫画である。

 

連載当初から同人誌あがりの抜群の画力と料理を食べた後の表現が面白いと話題になった。料理家の森崎友紀さんが協力していることもありレシピ本としても秀逸だ。

 

そんな漫画のどこに若手として、学ぶべきポイントがあるかといえば、主人公である幸平創真のスタンスにあり、また様々な場面で金言が散りばめられている。

 

特に個人として好き要素は以下の3つである。

 

  • この漫画における料理人の捉え方
  • 主人公の唯一の才能
  • 主人公の名言

 

 

 この漫画における料理人の捉え方

食戟のソーマにおいて、料理人は「未知なる味の荒野を切り拓く旅人」と比喩されている。

 

料理人は「成長が止まる=後退している」であり、常にこれまでになかった味を生み出すことが求められる。

 

このマインドセットから学ぶところは大きい

 

主人公の唯一の才能

 

主人公である幸平創真は、全てが料理によって評価される「遠月学園」を父親の薦めから受験し、進学するのであるが、ここが才能の塊のような料理人たちが集まっている。しかも卒業出来るのは入学者の数%。そして父親は歴代最高得点で卒業した人間に、料理勝負で「121戦101勝した化物」という傑物ぶり。

 

さらにその父親は「創真に料理の特別な才能はない」と言い切っている。

 

しかし、創真には父親でも持ち得ない唯一の才能があった。それは「負けを受け入れて成長し続けることが出来る姿勢」である。父親と490回勝負して490回負けたのにも関わらず、勝負を止めない。

 

基本的に人間は「才能のある人間に負けてもしょうがない」と自分の心に蓋をしてプライドを保とうとするが、創真にはその心の蓋がそもそもない。

 

考え続けることを止めようとしない。仕事においても、この才能ほど強い能力はないと思う。

 

主人公の名言

 

本作において様々な名言があるのだが、その中でも好きなのが主人公(実は父親も同じことを言っている)の『「正解」ひとつしかしらない奴は「もっとすごいもの」にはたどり着けない気がする』という言葉である。

 

これはビジネスマンにとっても心に留めておくべき格言だと思う。

 

個人的に料理人にとってのレシピはビジネスマンにとっての思考のフレームワークと同義であると考えている。

 

人の要望を満たすのに、決められたレシピや自分の得意なレシピを用い続けることは、ビジネスマンにとして考えれば、全ての事象に対して同じフレームワークで問題解決をしている様と同じではないのか。

 

正解は一つしかないと盲信すれば、成長が止まるのは料理人もビジネスマンも同じだと思う。

 

※他にも『積み上げてきた自信も自負も全部吹き飛ぶような失敗をしても、もう立ち上がれないくらいの惨めな思いをしても、明日も絶対に店は開けなきゃならねー…!それが料理人なんだよ』などという格言も好き

 

今回はたまたま『食戟のソーマ』を紹介したわけだが、ほとんどの漫画や書物は自分にとって糧になると思う。

 

全ての事象が活かされるかどうかはその人のモノの解釈方法によって左右されることだけは明白である。